結婚についての考え方が、あまりに違いすぎる河原との縁談を、一度は断ろうとした杏子。
ところが、一家の大黒柱である父を事故で亡くし、弟や妹の進学すら危うくなり、
『何の取り柄もない自分が、出来る事』は、
河原と結婚し、学費の援助を受ける事=結婚だと悟る。
ところ変わって喫茶「マルセイユ」
杏子「これが、お医者さんにいただいてきた診断書です。よろしくお願いいたします」
亮一「えっらい事、時間がかかりましたねえ。僕はもう、断られるもんだと思っとりました」
杏子「先日、いっとらしたことは本当ですね?」
亮一「というと?」
杏子「弟や妹の進学を、援助して下さるという事です」
亮一「僕は嘘は言わんですわ」
杏子って、インドの昔話に出てくる、ウサギのような人です。
きつねと、さると、うさぎが、老人(神様)に色々してあげるんだけど、
きつねは、魚を取るのが上手で、さるは木の実を取るのが上手なのに、うさぎは何の取り柄もない。
思い余ったうさぎは、焚き火に飛び込み、
「私を食べてください」と。
丸焦げになった不憫なうさぎを見て、神様は月にうさぎの姿を移した。
なんかそんな話を思い出すわけですよ。
人身御供ってやつですか。
で、いよいよ河原家に嫁入りが決まってしまいました。
少なくとも、ここら辺までは、亮一の粗暴さは見えませんね~(少々、きつい性格だけど)
突然、
「あんた、身体は丈夫ですか?
僕は跡継ぎが欲しいんですわ。この次、お会いする時間までに病院行って、診断書貰ってきてちょーでゃあ」
「あの、そいだけがけ結婚する理由なんですか?」
大人しい杏子だけど、さすがに声を上げました。
でも、亮一は頑なで、
「結婚なんて所詮、お互いの利害で結ばれとるんです。
男は働いて妻子を養い、女は子を育てて家に仕える。
愛情なんて僕は信じとらんです。」
なんだか、ちょっと。
いやな人と言うより、かわいそうな人に思えてきました。
黙っていれば、礼儀正しいし、一応女性に対しても紳士的な振る舞い(とっても表面上ですが)を見せるのですが、
亮一が何か言うたびに、どんどん周りの空気が冷えていくんですよねー。
血が通ってない。
そんな感じ。
その後、悲しみに暮れて縁談を断ろうと決意した杏子ですが、
外は雨。
マルセイユのマスターが傘を差し出してくれて、家路につくのでした。
…あ。
マルセイユのマスターは、ブラザートムさんです。
とっても良い雰囲気出してますよー。
第2週「ピアノがやってきた」
で、全体の第8回、と言うことですね。ちょっとややこしいなー
オープニングテロップに、出演者の名前が流れるのですが、そこに池鉄さんの名前を見つけて(この回からの出演だと解っていても)テンションが上がりますっ。
実は、名前は既に第7回で出てきてるんですよ。河原さん。
猫のミーコに、餌をあげる杏子(ももこ)
それは、今度お見合いする、河原さんから頂いたサワラ…
とか言うエピソードで。(笑)
資産家のお坊ちゃまの贈り物ですから、結構良いサワラなんでしょうけど、杏子は愛猫にあげちゃうんです。
そういう娘さんです。可愛い…
で、今回、ついに河原亮一が
名古屋の資産家、と言う設定なので、言葉が少々訛っております。
「女性は控えめで大人しい方に限りますわ。
女のお喋りは時間の無駄。この世の害悪だでいかん」
とか、
「家事が得意であればそれでええんです。
主婦としての義務を果たしとれば、趣味が何だろうと、僕の知るところではないですわ」
とか言っちゃうような人です。
戸惑う杏子さんに、突然近づくと、
じーっと杏子を見つめる、亮一さん。しかも近づいて来ます。
じー…。
これが「ヒミツの花園」の修みたいなキャラだったら、すかさず相手に逃げられるか突き飛ばされるとこなんですけど。
怖いんだなー、視線が。
もうなんというか、人を拒絶するような冷たい視線なんですわ。
そのせいか、いや、あるいは性格なのか。杏子さんも微動だにしません。
で、綿ぼこりのような物を着物の肩口に見つけると、やおら眉間に皺を寄せ、
「猫の毛ですね?……不潔です」
猫好き(と言うか飼ってる?)の杏子さん。哀しそうな顔。
気づかない亮一さんは、埃をつまんだまま、縁側に出ます。
「僕と会うときに、二度とこういうもん、付けて来んといで下さい」
すっごい、上から目線(笑)
そりゃ妹(桜子・宮崎あおい)も心配するよね~
テンションは、抑え目(逆にそれが不気味)の役なので、美声が際立ちますが、あんなつめたーい目の池鉄さんは初めて見ました
時々、笑顔になるんですよ、こんな亮一さんでも。
相変わらずの、優しい笑顔なんですけども、裏に何かありそうに見えちゃって。
うっかり気に入られてしまった杏子さんは、これからどんどん追い詰められちゃうんですが…
楽しみでもあり、ちょっと怖くもあり。
ところで。純情きらりには、いけしんさんも出ていらっしゃる
ようです!……見つけられるか?私っ!
もう少し出るかなあって思ってたけど、意外と出演シーンが少なくガッカリ

今回、目立ったのはやっぱり、理事長と柴草先生。(柴草先生は、影の主役かってくらいキャラ立ちしてる)
…校長先生も、イマイチ存在感を出せないまま、終了…
ちょーーっと中途半端な感じもするんだけど、視聴者は中高生が多いみたいだし。
そういう年齢層が見る分には、なかなか爽やかで良いんじゃないかな。
熱い教師。と言う設定なんだろうけど、見守ってくれてる雰囲気で、こんな先生居たら良いなって素直に思えるし。
でも、やっぱり8回、9回が一番良かった!ここだけ切り取って2時間ドラマとかにまとめてもいいくらい(笑)
共感より突っ込み入れたくてしかたないのは、青春時代をとっくに通過したからかも。
で。ちょーっと気になったんですけど……
厚姫 -第三回「姫、ご乱心」-
3回目にして、 初めて観ました!厚姫。
「姫」って呼ばれてるんだなー。とか、
姫島って、昔住んでたなー。とか、
あのシャラシャラ音立ててるのは、ブレスレット?とか、
色々興味津々でした
意外とキュートな感じですよねー。12回浮気はまんざらでもないと言うか。
でも、すっごい性格(笑)
ここまで強烈ではなくても、いるよなー、こういう人。
そんな、はた迷惑な厚姫の、夫役が池鉄さん。
最初は被害者っぽいのに、結局、同じ穴の狢的な。
これって、「雨の降る夜に」と似た感じですよねー。
あれは、彼も彼なら彼女も彼女。
こっちは、妻が妻なら、夫も夫。
でも、何となく憎めなくて(かかわりたくないけど)
本人たちは凄い楽しそうなのが、笑える…
コントと言えども、恋愛系の演技ってあんまり見たことなかったので。嬉しいなー
(ええ。真木よう子、も。純情きらり、もまだ観てないんです…)
ヘアスタイルのせいか、なんだかイタリアーノだし。
うん、イタリアならもてると思う。
日本人には濃い顔が敬遠されるだけだと思う。
実は、ハイキングウォーキングのQ太郎もそこそこイケてるんじゃないかと思ってる。(好きじゃないけど)
周りには付いて行けないと言われます。しょっちゅう。
あとは、やっぱりこのシーン……
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